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幸福が多様化する

戦後に始まる高度経済成長期を象徴する言葉として「巨人」「大鵬」「卵焼き」がありました。マスコミによって作られたこの言葉はテレビ存在が貴重な時代で一家に一台のテレビに家族で巨人や大鵬を見たり、戦後で物が少ない時代で栄養価の高い卵焼きがみんな大好きなことを表しました。当時は幸福や楽しみというのはだいたい決まったものでした。

そして現在、インターネットの普及と共に情報化社会を迎え私たちは様々な情報を手に入れられるようになりました。かつてのみんながテレビを見る時代は終わりインターネットを介して個人が自分の選んだ、さまざまな情報を手にする時代になりました。

その情報がネットを介してスピードをともない拡散する時代となり、テレビなどの受けとるだけの情報から発信する情報も加わりました。そんな膨大な情報を手にした私たちは人それぞれ様々なものに幸福を感じ求めるようになりました。

4)情報化と社会の変化 – 厚生労働省

様々な生き方と情報の発信へ

情報社会を迎えた私たちは、かつてのテレビや新聞などのような受け取るだけの情報から、インターネットを介した発信する情報が加わりました。私たち個人はさまざまな意見や権利を主張できるようになりました。

一昔前は大人になったら結婚して家庭、家族を作ることが幸福だと考えられていました。当時はお見合い結婚が一般的でした。しかし、現在は幸福の多様化・様々な生き方・権利が認められるようになりました。生涯未婚率は過去最高の人数となり独身者は増えています。あえて婚姻届けを出さない事実婚をする人たちや海外では同じ性別で結婚する同性婚をする人たちもいます。

結婚は過去のものになりつつある

最近では婚姻届けを出さないで生活をする事実婚という言葉を耳にするようになりました。今日、結婚した夫婦の3人に1組が離婚すると言われています。離婚するという事も認められるようになりました。また、男女の結婚する年齢が遅れています。結婚したとしてもお互い一緒にいる時間を大切にして子どもを作らいないという生き方を選択する夫婦も増えました。結婚というのは子どもを産み育てるための手段・契約でしかないといえるのかもしれません。

厚生労働省:平成21年度「離婚に関する統計」の概況

産みたいけど相手が見つからない

パートナーがいなくても子どもが産める。現在50歳までに1度も婚姻歴がないという生涯未婚率は上昇しています。生涯独身でいる人が多くなりました。

第1-特-20図 生涯未婚率の推移(男女別) | 内閣府

若い頃は、良くも悪くも自分の考えを持っていません。アイデンティティが構築される時期です。その頃は物への考えが柔軟で色々な物や人に考えを合わせることができます。この頃に異性と出会い結婚して共に物への考えや価値観を作り上げるのが理想的です。

人は年齢を重ねると自分の考え・物への価値感がはっきりしてきます。つまり、個性がはっきりしてくるというものです。年齢を重ねると自分と同じ考え、物の価値感をもっている人と出会えることは少なくなる。30歳を過ぎ始めると結婚するための活動、婚活をしても自分と意見が合わない、価値観が合わない、こういった理由で相手が見つからないということが多いようです。

「未産うつ」という言葉

最近では子どもを産まなかった女性が子どもを産めない年齢になり、子どもを産まなかったことを後悔する人たちが増えたようです。「未産うつ」という言葉も聞かれるようになりました。なかには外出して家族連れを見るのが辛くなり家から出ることができなくなる人もいるようです。

「子の無い人生」をどう生きる? 酒井順子が問う、未産女性の今とこれから